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JR東海、2020年度の設備投資額7,180億円 リニア工事に約52%
JR東海は、2020年度の連結設備投資として7,180億円を投じると発表した。安全・安定輸送の確保、輸送サービスの充実を図るほか、リニア中央新幹線建設には約52%の3,800億円を投じる。
安全・安定輸送の確保には1,490億円を投資。東海道新幹線の脱線・逸脱防止対策をはじめとする地震対策、土木構造物の大規模改修工事などを進めるほか、同新幹線車内の特大荷物置場の事前予約サービスなど、駅や車内などにおける更なる安全の確保と、円滑な輸送の提供に取り組む。
輸送サービスの充実には930億円を投資。7月には東海道新幹線の新型車両N700Sの営業運転を開始し、今年度中は12編成を投入する。また、新型車両315系の新製に向けて設計などの諸準備を進める。駅設備としては、新大阪駅同新幹線車内ホームにおける可動柵の設置工事など、安全対策に取り組む。
リニア中央新幹線には3,800億円を投資。プロジェクトの完遂に向けて取り組む。さらに、超電導リニア技術には30億円を投じて改良型試験車を投入し、走行試験に専念する。
このほか、営業施策の強化に200億円、技術開発の推進、地球環境保全、高速鉄道システムの海外展開に20億円、関連事業の着実な推進に310億円を投資する。