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エクスペディアHD、旅行業界の回復に向けた取り組み強化
エクスペディアホールディングスは、新型コロナウイルス感染収束後の、旅行業界の回復に向けた取り組みを強化する。
2003年に発生した重症急性呼吸器症候群(SARS)では、事態収束後、比較的早く旅行者数が回復した。旅行者数が回復するまでのスピードは、旅行の目的によって異なる傾向にあり、ビジネス目的の渡航数は、規制が撤廃され次第ある程度回復する一方で、レジャー目的の場合は旅行すべきかの判断が個人によって異なり、渡航数が回復するまでのタイミングや頻度の傾向は一概に示されないという。
短期的には国内旅行を促進することが重要であるとしており、国内旅行者は「行き先、時期ともに堅実な予約件数が保たれている(マイケル・ダイクス代表取締役)」ことから、宿泊施設向けのツールやデータ分析を活用することで、旅行者の獲得が可能との見方を示した。
また、長期的には、旅行需要を様々な地域から着実に獲得すべきであるとして、一ヶ国からの旅行需要に過度に依存じていたことが、旅行業界の大幅な業績悪化の一因であるとして、長期的な視点で多角的な戦略を検討すべきとした。
マイケル・ダイクス代表取締役は、「旅行業界が厳しい局面を迎える中、各施設は従業員にデータ分析や収益管理、オンラインツールの活用といった主要分野のトレーニングを実施するよう促すことができます。弊社の担当チーム及び弊社が提供するオンラインツールは、こうしたスキルを発展、向上させるためのサポートを施設様に提供しています。 旅行業界が勢いを取り戻した暁には、このタイミングで学んだスキルが活用され、競合施設との差別化を図ることが可能になる」とコメントした。
エクスペディアホールディングスは、Expedia(エクスペディア)のほか、Hotels.com(ホテルズドットコム)、trivago(トリバゴ)、HomeAway(ホームアウェイ)などのブランドを傘下に持つ。