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【独自】エイチ・アイ・エス、約6,000人のほぼ全社員を一時帰休 雇用調整助成金を活用へ
エイチ・アイ・エス(HIS)は、ほぼ全社員にあたる約6,000人を、あす4月8日から一時帰休とする。
期間は5月7日までの1ヶ月間で、国の緊急事態宣言が発令されることを受け、社員の新型コロナウイルスの感染リスクを下げるため、全社的に休業を決めた。ほとんどの部門の社員は特別休業とし、テレワークでの勤務も行わない。コールセンターなどの利用者対応部署や発券部門は在宅勤務とし、数十人程度の一部社員は出社して業務にあたる。HIS広報によると、給与は全額を支払う。国の雇用調整助成金を活用する見通しだという。
すでに一部店舗では、4月1日から30日まで臨時休業を行っており、営業店舗の一部でも短縮営業としている。海外ツアーは全方面を対象に、5月31日出発分まで催行を中止している。
3月2日には、2020年10月期の通期業績予想の下方修正を発表している。売上高は7,750億円(前回発表比1,250億円減)、純損益は11億円の赤字となり、上場来初の最終赤字に転落する見通し。(対象社員数の修正に伴い、記事を訂正しました)