南アフリカ航空、邦人退避のチャーター便運航 ヨハネスブルグ発成田行き

南アフリカ航空

南アフリカ航空は4月22日か23日にも、ヨハネスブルグ発東京/成田行きの邦人退避のためのチャーター便を運航する。

南アフリカ日本商工会議所と南アフリカ日本人会が実施したアンケート結果をもとに、ロックアウト期間が4月30日まで延長されたことなどから決定した。

アンケートでは57人が無条件で速やかな帰国を求め、「運賃次第で可及的速やかに帰国したい」と回答した人を合わせると、111人に及ぶ。「現時点では希望しないが、今後状況が悪化する場合、無条件で利用したい」と答えた人が311人と最も多く、乗客数は数百人に及ぶ可能性もある。

機材はエアバスA340-600型機かエアバスA340-300型機を使用する計画で、最大で317人の搭乗を見込む。57人以上の利用が運航の条件で、運賃は最高で8,770米ドル(約95万円)になる見通し。途中1ヶ所を経由するものの、感染症危険レベルが「レベル3」にあたる国以外で調整を進め、PCR検査の対象となることを回避したい考え。

ケープタウンやダーバンからの乗り継ぎもできるようにする。南アフリカでは国際線の乗り入れを停止していることから、周辺国からの乗り継ぎはできない。