アメリカン航空、「大豆の種」でアメリカ史上最大の貨物を輸送

アメリカン航空は、4月16日のブエノスアイレス〜マイアミ線のボーイング777-300型機による貨物便で、アメリカで史上最大の貨物量にあたる115,349ポンド(52,321キロ)の大豆の種を輸送した。

春のアメリカは、大豆やトウモロコシの種まきシーズンさなかにあり、これらの種は、アルゼンチンとアメリカを結ぶフライトでは主要品目になる。これに重なり、政府は農家や牧場主に向けて、新型コロナウイルス感染症に伴う食品支援プログラムを発表した。こうした中で輸送した大豆の種は、牛76頭分もしくはニワトリ20,900羽分に相当する量にあたるという。

ボーイング777-300型機による貨物量の前記録は、2014年のロサンゼルス〜ロンドン/ヒースロー線での103,384ポンド(46,894キロ)だった。

アメリカン航空は、貨物便を週46便に拡大し、アメリカとヨーロッパ、アジア、ラテンアメリカを結ぶ便で毎週650万ポンド以上の貨物を輸送している。今後は、貨物便の運航便数を現在の2倍に拡大する。アメリカン航空は、種以外にも医薬品や個人保護具をはじめ、国内に救命医療用品を運んでいる。

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