東海道新幹線、「のぞみ」の4割を運休へ 山陽・九州新幹線も減便

JR東海・JR西日本・JR九州は、東海道・山陽・九州新幹線の定期列車の一部を、5月11日から減便する。

東海道新幹線は、「のぞみ」号の運転本数を見直し、当面の間、現在運転する定期列車の6割程度となる1時間あたり3本程度(1日あたり101本)を運転する。このうち、山陽新幹線に直通する「のぞみ」号は1時間あたり1~2本。「ひかり」号と「こだま」号は引き続き全ての定期列車を運転する。2019年度には1日平均230本を運転しており、約56.1%減となる。

山陽新幹線は、東海道新幹線から直通する「のぞみ」号を、本数を減らして運転するほか、九州新幹線と直通する「みずほ」号と「さくら」号を、1時間あたり1本程度に減らして運転する。山陽新幹線でも「ひかり」号と「こだま」号の全ての定期列車を運行し、「みずほ」号と「さくら」号の一部列車を、博多駅始終着の「ひかり」号として運転する。

九州新幹線は、「みずほ」号と「さくら」号の運転本数を削減するが、運転間隔や停車駅の調整のため、一部の定期列車を運休し、新たに臨時列車を設定する。九州新幹線内の「つばめ」号も、運転区間の変更や運休を実施する。