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アビアンカホールディングス、経営破綻 チャプター11の適用申請
アビアンカ航空を傘下に持つ、アビアンカホールディングスは5月10日、ニューヨーク南部地区の破産裁判所に、連邦破産法第11条(チャプター11)の適用申し立てを行い、破産した。
アビアンカホールディングスは業績不振が続いており、2019年から経営計画「アビアンカ2021」に取り組み、路線ネットワークの最適化や新運賃を導入することで業績改善を目指していたものの、新型コロナウイルスの感染拡大によって収入が落ち込み、チャプター11をの適用を申請した。定期便の運航は3月中旬から停止しており、連結売上高は80%以上減少したという。
運航は継続する計画で、コロンビア国内市場の50%、南米や北米、ヨーロッパ市場へは必要不可欠なフライトを運航し、主に貨物輸送を継続する。資金調達について、コロンビア政府や他の主要市場の政府と協議を続け、再建を目指すとしている。
アビアンカ航空は、コロンビアとエルサルバドルで最大の航空会社で、1919年に創業した。ラテンアメリカでは2位の規模を誇り、スターアライアンスに加盟している。従業員数は21,000人以上で、そのうち14,000人以上をコロンビアで雇用している。
アンコー・ファン・デル・ヴェルフ最高経営責任者は、「アビアンカは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響に対処するため、100年の歴史の中で最も困難な危機に直面しています。「アビアンカ2021」計画で得られた前向きな結果にもかかわらず、旅客機の完全停止と緩やかな回復に直面する中、このプロセスに入ることは財務上の課題に対処するために必要な一歩であると考えています。政府による航空便の運航制限が解除され、運航を徐々に再開できるようになり、一時帰休していた従業員が戻ってくることを楽しみにしており、コロンビアをはじめとする主要市場の経済再開に向けて主導的な役割を果たすことができると考えています。アビアンカの社員がアビアンカに献身的に取り組み、毎年3,000万人以上のお客様にサービスを提供していることに感謝しています。私たちは、人と人、家族、ビジネスをつなぐという私たちの目的に引き続き取り組んでいます。お客様には、安全で信頼性の高い高品質なサービスを提供するアビアンカ航空を今後も信頼していただくことができます。また、大切なライフマイル会員の皆様には、通常通りマイルの積算や交換をしていただくことができます。」と説明した。
すでに航空券やバウチャー、ギフトカードを購入している人は、これまで通り使用することができる。ロイヤリティプログラム「ライフマイル」は別会社が運営しており、チャプター11の申請対象には含まれていない。