京阪ケーブルカー、運賃値上げへ　6月1日から1.5倍に

2020年5月17日

佐藤正晃（編集部）

京阪電気鉄道は、鋼索線（石清水八幡宮参道ケーブル）のケーブル八幡宮口〜ケーブル八幡宮山上間の旅客運賃変更認可申請について、5月14日付けで認可を受けたと発表した。6月1日以降、同区間の片道運賃は現行の200円から300円に値上げされる。

鋼索線は石清水八幡宮の参拝客の輸送を主目的に整備され、最盛期の1978年度には69.1万人が利用した。しかし、2018年度の利用客は35.6万人と約半減。収支状況は厳しく、「現行運賃のままでは赤字状態他の改善は見込めない状況」だったという。

運賃改定に伴う利用者負担の軽減を図るための経過措置として、6月1日から8月31日まで、往復500円の「石清水八幡宮参道ケーブル特別企画乗車券」を販売する。このほか、6月1日からは交通系ICカードに対応する。

京阪電気鉄道