台湾、外国人の入境制限を10月1日から緩和へ

中華民国交通部は5月15日、新型コロナウイルス感染症の流行が収束傾向にあることを受け、交通・観光防疫対策を3段階で緩和する計画案を発表した。観光目的の外国人の入境規制は、第3段階の10月1日から緩和するとしている。

発表によると、第1段階は5月27日から実施し、7月31日まで段階的に台湾内の観光活性化を進める。6月1日からは台湾鉄路(国鉄)および高速鉄道車内での飲食を解禁するが、飲食時以外のマスク着用を求めるなど、感染防止対策は継続する。

第2段階は8月1日からで、高速鉄道における社会的距離確保のための座席の発売制限を緩和。車内販売も再開する。また、桃園空港の出入口で実施している防疫措置を緩和する。

国際観光が開放されるのは第3段階の10月1日からで、国際線の状況などを状況を見ながら、外国人の受け入れ再開を段階的に進めていくという。