エールフランス航空、エアバスA380型機9機を退役 コロナ影響で計画前倒し

エールフランス航空(エアバスA380型機)

エールフランスKLMグループは、エールフランス航空が運航するエアバスA380型機の退役を早めると発表した。

当初は2022年までに段階的に退役させることを予定していたものの、新型コロナウイルスの感染拡大により早めることを決めた。運航機材数は9機で、5機はエールフランス航空が所有し、4機はリースで導入している。環境負荷を大幅に低減した、エアバスA350型機やボーイング787型機などの新型機に置き換えることで、競争力を高めることを目的としている。

エールフランス航空では現在、供給量を通常の3%から5%に大幅に削減しており、旅行需要の回復とともに、6月末までに15%まで増やすことを計画している。これにより保有する224機のうち、75機のみが稼働することになるものの、超大型機を運航するまで需要が回復するには、時間がかかると判断したとみられる。

退役に伴う費用5億ユーロは、2020年第2四半期にも計上を予定している。

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