羽田空港、T1北ウイングとT2南側の運用再開 発着便増加で

全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は、羽田空港の利用ターミナルの運用エリアを、きょう7月1日からそれぞれ拡大した。

4月17日から、JALは第1ターミナル北ウイング、ANAは第2ターミナル南側の運用を停止していた。現段階での7月の減便率は、ANAは50.7%、JALは47%で、緊急事態宣言解除前と比べて、大幅に回復している。

JALは同日、第1ターミナル南ウイングですでに運用している、新型自動チェックイン機と自動手荷物預け機の供用を、北ウイングでも開始した。「JAL SMART AIRPORT」の取り組みの一環として、部分ごとに改修工事を行っていた。新型自動チェックイン機では、荷物の預け入れタグを印字でき、自動手荷物預け機でスムーズに預け入れることができる。これにより、繁忙期には30分ほどかかっていたこれらの手続きに要する時間は、わずか5分ほどに短縮されるという。改修工事は新型コロナウイルスの影響で遅れており、9月末のグランドオープンを目指している。

第2ターミナル南側の保安検査場Dなど一部エリアは、引き続き運用を停止する。