JR北海道、キハ261系5000番台「はまなす編成」完成 10月頃から「宗谷」などで運転

261系1000代

JR北海道が2019年から製作を進めていた、観光列車に活用できる特急車両「キハ261系5000番台」が完成した。10月頃から営業運転を開始する。

特急「北斗」や「とかち」で使用している「キハ261系1000番台」特急気動車をベースとして、インテリア・エクステリアデザイン等を変更して新造したもの。

261系1000代

1号車はフリースペース車両として、ボックス席や掘りごたつ式の個室、物販用カウンターを設けた。2〜5号車は普通座席車で、座席を向かい合わせてもテーブルが使用できるようになっているほか、全席の肘掛け部にコンセントを設置している。

5両編成2編成を導入する予定で、今回完成したのは第1編成となる「はまなす」編成。両端車が「はまなす」をイメージしたカラーになっている。第2編成は「ラベンダー」編成で、2021年4月頃に営業運転を開始する。

261系1000代

通常は特急「宗谷」などの定期列車のほか、繁忙期や修学旅行の臨時列車として運行する予定。観光シーズンは「フラノラベンダーエクスプレス」などにも充当する。