谷川岳ロープウェイ、「谷川岳ヨッホ」に名称を変更 12月1日から
「Go To トラベルキャンペーン」初日の沖縄の様子 ホテルでは検温や身分証の確認なし、航空便の予約動き鈍く
国による観光振興策「Go To トラベルキャンペーン」が開始された7月22日、那覇空港には多くの家族連れをはじめとする観光客が到着した。
翌23日から26日まで、海の日と体育の日を含めた4連休であることから、羽田発の機内は家族連れなどのレジャー客が目立った。那覇空港ではサーモグラフィーによる検温を実施しており、沖縄タイムスによると、到着した2人から37.5度以上の発熱を検知したという。
一方で、「Go To トラベルキャンペーン」から東京都民が除外されたことによる影響も少なからず見受けられる。当初筆者が予約していた石垣行きのフライトは満席だったものの、東京除外の発表後に空席が目立ち始めた。那覇行きも同様で、コロナ前の連休と比べて予約が取りやすい傾向にある。ちなみに連休最終日の26日も、那覇発羽田行きは、全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)、スカイマークの3社ともに全便に空席がある。
那覇空港で客待ちをしていたタクシードライバーは、コロナの影響による航空便や乗客の減少によって、空港での客待ちが3時間に及ぶこともあったと振り返り、「今日は流れが早い」と笑顔をみせた。沖縄県では米軍基地内で新型コロナウイルスの集団感染が明らかになったばかりで、基地周辺の飲み屋などでの集団感染が発生していれば、「需要が落ち込みかねない」(ドライバー)と影響を気にしている様子だった。
「Go To トラベルキャンペーン」の対象となる宿泊施設では、検温と本人確認を義務付けられた。那覇市内のとあるホテルでは、フロントにアクリルパネルを設置し、エレベーターホールに消毒液を設置していたものの、検温や身分証明書の提示は求められなかった。一方で、フロントの係員は「Go To トラベルキャンペーン」の対象になると話しており、国や事務局による周知不足が浮き彫りになった。
那覇市内の人気観光地である国際通りも、一部の店舗はシャッターを閉めて営業をしていない様子。恒例となっている渋滞もみられなかったものの、観光客と思われる人は、一時期よりも多く見受けられた。