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台風10号、6日以降特別警報級の勢力で西日本に接近へ 気象庁「広範囲で甚大な被害のおそれ」
気象庁は、台風10号について、今後特別警報級の勢力まで発達し、6日から7日にかけて、西日本に接近または上陸するおそれがあり、台風への備えをするよう呼びかけている。
台風10号は、2日午前9時にはマリアナ諸島にあって、1時間に約15キロの速さで西南西へ進んでいる。台風は今後発達しながら日本の南を北西へ進み、特別警報級の勢力まで発達し、6日から7日にかけて、奄美地方から西日本にかけて接近または上陸するおそれがある。
西日本に接近する段階でも、中心気圧930ヘクトパスカル(hPa)、最大風速秒速50メートルの非常に強い勢力で接近すると予報しており、広い範囲で甚大な影響を受けるおそれがある。
現在の予報では、昨年(2019年)に主に東日本で甚大な被害をもたらした台風15号、台風19号の日本列島接近時よりも、日本列島に接近・上陸時の勢力が強い。
また、仮に非常に強い勢力で日本列島に上陸した場合、2018年9月の台風21号以来となる。この台風21号では、関西国際空港の施設や連絡橋に被害をもたらすなど、大きな被害が生じた。また、中心気圧930hPaは、1959年の伊勢湾台風の日本列島上陸時の強さに匹敵する。
まだ予報には幅があるとしながらも、台風が接近する地域では、記録的な大雨・暴風・高波・高潮となるおそれがあり、最大級の警戒を呼びかけている。
週末にかけて、航空、鉄道、船舶などの交通機関などにも影響がでるおそれがあり、最新の状況に注意が必要。