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シンガポール政府観光局、定員最大250人のMICEイベント受け入れへ 試験開催の申請受付
シンガポール政府観光局は、定員が最大250人のMICEイベントの試験開催の申請受付を、10月1日から開始する。
申請を受けたイベントの開催案は、シンガポール政府観光局と通商産業省の審査を受け、承認された場合にはその後の手続きに進むことができる。10月には、シンガポール国際エネルギー週間会議などのイベントが試験的に開催される。主催者は、安全管理措置の実施能力があることを示す必要があり、基準の詳細は後日発表する。
シンガポール政府観光局は7月、定員を50人に制限したイベントのフレームワークを発表し、8月から9月にかけて試験なイベントで実施している。収集したデータは今後、イベントを安全に実施していくために活用する。
シンガポールのMICE業界は、34,000人以上の雇用を支え、GDPの約1%に相当する38億シンガポールドルの経済価値があるとしている。ビジネス旅行者の消費額は、レジャー旅行者の約2倍で、利益率が高い訪問者だという。
安全で革新的なビジター体験を可能にするための行動同盟では、大規模な見本市や展示会を安全に開催するためのプロトタイプを開発し、11月に開催される「TravelRevive – powered by ITB Asia & STB」を皮切りに、複数の見本市で検証する。参加する関係者には、設計した安全な旅程に沿って旅行をしてもらう予定だといい、複数のレジャー・アクティビティも含まれる。外国人参加者は接触者の追跡を容易にするためのスマートフォンアプリTraceTogetherを使用することが求められる。今年第4四半期までには、外国人旅行者向けに新型コロナウイルスに関連する出費をカバーする保険商品を開発する。