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JALのラウンジカレーを再現しようと、カレー皿から買いに行った話【コラム】
カレーは冷凍で配送、3〜4人くらいで食べるのが良いか
冷凍のいかにも業務用という見た目のカレーは、ヤマト運輸で到着。配達日指定をしていたにも関わらず、「JALラウンジカレーを食べる会」を開催する前日に、弊社に届いてしまった。社内には冷凍庫がないため1日保管してもらい、開催日に合わせて再度到着。
届いた箱は予想より小さめで、1キロの袋が2つはいっている。1袋あたり27センチ×19センチ×高さ2センチ。レトルトカレーとは異なり、耐熱の包装ではないため、加熱する際は冷蔵庫または流水で解凍した上で袋から出して鍋で温める必要がある。お世辞にも美味しそうとは言えない包装だが、味に期待して、鍋に入れて加熱する。
もちろん、社内に炊飯器、鍋、カセットコンロなどを常備していない。編集長が自宅からわざわざ車で運んできた。お玉とスプーンは職場近くのドン・キホーテ、らっきょうと福神漬けは近くのスーパーで調達した。
後述するが、カレーのお肉が大きめで、電子レンジなどで温める場合はあたためのムラがでてしまうことが心配されるので、鍋で加熱するのが無難だろう。
盛り付け
ここからは至ってシンプルで、鍋で10〜15分ほど加熱し、沸騰直前くらいで火を止めれば完成する。購入したお皿に、炊いておいた「雪若丸」と一緒にカレーを盛り付ける。
福神漬とらっきょうは両方添えておけば、だいたいの見た目は、JALのあのカレーそのものである(グルメメディアではないので、あくまで”ふわっと”見ていただきたい)。
ちなみに左側が補充したばかりで肉が多い状態のカレー、右側が肉が全部なくなってしまった残念な状態のカレーである。ラウンジではよくある話だが、おわかりいただけるだろうか。
実食。思わず懐かしい気持ちに。
まず味わって感じるのは、「あのカレーの味だ」という懐かしい気持ちだ。カレー自体はなにか背伸びをしたような味ではなく、柔らかく仕込まれた大きめのお肉と、少しスパイシーさによって食欲を引き立てられ、どこか日本の家庭のカレーらしさを感じさせる味わいだ。お米がそのカレーを邪魔せずに美味しさを引き立てる。これでこそカレーライスだ。
これから海外に出発するときの、おそらく最後となる日本の料理として食べるカレーライス。すこし懐かしさすら感じるあのラウンジの雰囲気の100分の1は再現出来たのではないだろうか…。
ラウンジと違うのは、自由にトッピングができるところだろう。今回はチーズをトッピングしてみたが、カツカレーやコロッケカレーにしたり、野菜を足してみるのもいいだろう。アレンジは無限大だ。
雑感
JALのカレーが通販されているということで、再現してみようと企画したはいいものの、お皿から買いに行かされ、やはり面倒くさい…もとい、ラウンジのありがたさを実感することになった。はやくまたラウンジを利用したいものだ。
一方で、今回の通販の利用で、新しい発見もあった。今までカレーの製造者は明らかにされていなかったが、某コンビニエンスストアに弁当などを納入していることで有名な企業が製造していることが、同封されていた説明文からわかった。また、原材料なども記載されているため、料理が得意な人は、”あの味”を再現するヒントになるかもしれない。
この「JAL特製ビーフカレー」は、一般的なレトルトカレーなどに比べれば、まあまあ高価だが、実食の価値はあると感じた。ぜひ気になっている方は購入を検討してみてはいかがだろうか。その際はぜひ、器やお米にもこだわってみてほしい。