JAL、「空たび 星空フライト」を運航 即日完売、乗客は半分に

日本航空(JAL)は、東京/成田発着の周遊チャーターフライト「空たび 星空フライト」を9月26日に運航した。

国際線「スカイスイート」仕様のボーイング767-300ER型機を使用し、JAL1146(いいよる)便として運航。199席を設けているものの、座席間隔をあけたことから、乗客数は関係者6人を含む100人だった。最高値はビジネスクラス窓側で1席39,000円、最安値はエコノミークラス中央で1席15,000円だった。即日で完売したという。

「スカイスイート」仕様のボーイング767-300ER型機は9機を運航しており、通常時はホノルルやコナ、バンクーバー、ジャカルタ、マニラ、高雄などへ運航している。

天候に応じて、山梨や石川、兵庫上空を飛行し、離陸から1時間後に小松〜土佐清水にかけて夕暮れや日の入りを鑑賞。高知県上空で旋回して帰着する「ハート型」か、成田空港から新潟や山形、岩手県上空を飛行し、離陸から1時間後に花巻〜襟裳岬付近で夕暮れや日の入りを鑑賞。北海道上空で旋回して帰着する「リボン型」のいずれかを飛行するとしていたものの、「ハート型」となった。飛行時間はハワイ線と同様の機内食を楽しめるよう、3時間半と長くとった。

乗客には、アメニティキットや手に持つマスク、手作りフォトフレーム、搭乗券ケース、星に関するリーフレットを配布。搭乗時に整備士が制作したオリジナルキーホルダー、機内で搭乗証明書をプレゼントした。ビジネスクラスで配布したメゾンキツネのアメニティキットは、当初はすでに欧米線で配布している予定だったものの、新型コロナウイルスの影響で延期していることから、このチャーターフライトの乗客に最初に配られることになった。

機内では、通常ハワイ線で提供しているメニューをアレンジした、オリジナルの機内食を提供した。通常は成田出発後に1食目として夕食、ハワイ到着前に2食目として朝食を提供するものの、今回のフライトで提供するのは1食であることから、オリジナルの機内食としたという。機内食を食べながら会話ができるよう、手に持つマスクも配布した。

JALの担当者によると、好評であることから、今後も同様のチャーター便の企画を検討しているという。