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キャセイドラゴン航空、運航停止を決定
キャセイパシフィックグループは、企業再編を実施する。
中国本土や近距離アジア線を展開する、キャセイドラゴン航空の運航を直ちに停止し、キャセイパシフィック航空と香港エクスプレス航空による運航に集約する。当局からの承認が得られることが条件となる。
グループ全体で約8,500人の人員を削減する。雇用凍結と自然減により、実際に削減するのは約5,900人に留まる。そのうち香港の従業員は約5,300人に及ぶ。法定要件を上回る退職支援を行う。さらに、従業員の特別休暇制度の実施、2021年の昇給停止、2020年の年次ボーナスの支払いも凍結する。役員報酬の減額も2021年まで継続する。
キャセイパシフィックグループのオーガスタス・タン最高経営責任者(CEO)は、「新型コロナウイルスの世界的大流行は引き続き航空に壊滅的な影響を及ぼしており、生き残るためにはグループを根本的に再構築する必要があります。できるだけ多くの仕事を保護し、香港の航空ハブとお客様に対する責任を果たすために、計画を遂行する必要があります。私たちの当面の優先事項は、本日の発表の影響を受ける人々を支援することです。私たちは才能があり尊敬されている同僚と別れることに深く悲しんでいます。彼らの勤勉、業績、献身に感謝したいと思います。」とコメントした。
運航体制の見直しや航空機の受領延期、雇用凍結、役員報酬の減額などを実施しているにもあかわらず、月に15億から20億香港ドルの資金流出が続いているという。これらの取り組みにより、月に約5億香港ドルの支出削減につながるとしている。