エティハド航空、10都市への就航を予告 11月25日に発表
スカイマーク、下地島就航 羽田・神戸・那覇から3路線同時開設
スカイマークは、東京/羽田・神戸・沖縄/那覇〜下地島線をきょう10月25日開設した。スカイマークによる3路線の同時開設は初めて。東京/羽田・神戸〜下地島線は1日1便、沖縄/那覇〜下地島線は1日2便を運航する。
国土交通省の「羽田発着枠政策コンテスト」で暫定的に運航することが認められた路線。鳥取(全日本空輸(ANA))、石見(ANA)、山形(日本航空(JAL))、大館能代(ANA)に各1便ずつを割り当て、わずか3点と僅差だった三沢(JAL)、下地島(スカイマーク)は1年間のトライアル運航を認めている。トライアル運航期間は、2021年3月末から2022年3月末までの1年間であるものの、暫定的に前後期間の運航も認めており、最長2年間運航できる。応募は7件あり、運航が認められなかったのは、1日6便化を狙った佐賀(ANA)のみだった。
コンテストには宮古島市、沖縄県、下地島エアポートマネジメントとスカイマークが共同で応募。2024年度には、搭乗率86.5%、宮古島への入域観光者数を160万人(2018年度比46万人増)、観光関連就業者数を2,649人(同534人増)などとする目標を掲げている。選考段階で委員からは、すでに就航していた、ジェットスター・ジャパンの東京/成田〜下地島線が撤退する恐れについて指摘されていた。ジェットスター・ジャパンでは今冬スケジュールで、東京/成田・大阪/関西〜下地島線の運航を年末年始のみとすることを決めている。下地島〜香港線を運航する香港エクスプレス航空は、新型コロナウイルスの影響で運休しており、当面、下地島空港を利用するのはスカイマークのみとなる。
東京/羽田発初便の出発前に開かれた記念式典で、洞駿代表取締役社長は、「新規就航は私どもにとって久方ぶりの明るい光、星。マリンスポーツやレジャーを楽しむ人に最高のロケーション、近年は移住、長期滞在する人が増えている。ゆったりと絶景の海を眺めながら、ワーケーションを行う上でも最適な地としても注目を集めている。」として、新路線に期待を示した。式典には、下地敏彦宮古島市長、上間司沖縄県東京事務所長なども出席した。SKY613便は、乗員6名と乗客164名の計170名を乗せて、午前11時7分に出発した。
JALもきょう10月25日から、東京/羽田〜三沢線の1日4便化を始めた。きのう10月24日までは1日3便(うち1便は運休)を運航していた。東京/羽田発、三沢発ともに午後便の運航を増便し、始発便と最終便の運航時刻を見直すことで、日帰り利用時の滞在時間が約1時間延びている。
スカイマークでは、運航が認められた東京/羽田〜下地島線に加え、神戸・沖縄/那覇〜下地島線を開設することで、就航する各地から乗り継ぎでの利用も見込んでいる。
■ダイヤ
SKY613 東京/羽田(11:05)〜下地島(14:35)
SKY618 下地島(18:45)〜東京/羽田(21:25)
SKY163 神戸(10:40)〜下地島(13:20)
SKY164 下地島(14:10)〜神戸(16:15)
SKY541 沖縄/那覇(11:10)〜下地島(12:05)
SKY547 沖縄/那覇(17:00)〜下地島(17:55)
SKY542 下地島(12:40)〜沖縄/那覇(13:30)
SKY546 下地島(15:15)〜沖縄/那覇(16:05)