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ピーチ、成田のターミナル再移転 T1使用、路線拡大視野に
ピーチ・アビエーションは10月25日、成田空港における使用ターミナルを第3ターミナルから第1ターミナルに移転した。今後の需要拡大を視野に入れたもので、規模の大きい第1ターミナルを使用することで新路線開設や増便を検討していく。
同社は2019年10月にバニラエアとの経営統合に伴い、使用ターミナルを第1ターミナルから第3ターミナルに変更しており、1年での再移転となった。国内線チェックインカウンターは南ウイング1階、国際線チェックインカウンターは北ウイング4階を使用する。これにより、新型コロナウイルスの影響で4月20日から閉鎖していた第1ターミナル国内線エリアの使用が再開された。
ターミナル再移転後の出発初便は午前7時55分発の大阪/関西行きMM312便だった。再移転初日の25日は、10路線20便が成田空港から出発する。午前10時35分発の奄美行きMM541便では、ピーチの森健明CEOと成田オペレーションサポートセンターの富永有一センター長、客室乗務員らが「第1ターミナルから運航」のパネルを持ってゲートに立ち、利用客を見送った。
ピーチは国内線全路線全便の運航を一時的に再開した7月22日、成田を拠点とした路線拡大に向けてターミナル再移転を発表。今後、新路線開設を含めて「5〜10年の間にかなりの便数を出す予定」(森CEO)で、第3ターミナルの規模では事業拡大に支障が出ると判断したという。8月1日には東京/成田〜釧路・宮崎線を開設している。また、ANA便や他社国際線との乗り継ぎ利便性の観点も再移転の判断材料となった。
このほか、東京/成田・東京/羽田・大阪/関西〜台北/桃園線が10月25日から(東京/成田・東京/羽田発は26日から)再開する。国際線は3月から全17路線が運休しており、約7か月ぶりの再開となる。ピーチによると、この他の路線については順次運航を再開するという。
▲第1ターミナル南ウイング1階に移転したピーチの国内線チェックインカウンター
▲第1ターミナル南ウイング1階に移転したピーチの国内線チェックインカウンター
▲第1ターミナル北ウイング4階に移転したピーチの国際線チェックインカウンター
▲奄美行きMM541便が使用した第1ターミナルHゲート
▲奄美行きMM541便が使用した第1ターミナルHゲート
▲MM541便の利用客を見送る森CEO(左から3人目)ら
▲MM541便を見送る森CEOら
▲第1ターミナル55番スポットから午前10時37分に出発したMM541便。85人(乳幼児1人含む)が利用した
▲MM541便を見送る森CEOら