全客室が「アイドルマスター」仕様の「変なホテル」、浅草に登場 1か月限定

H.I.S.ホテルホールディングスが運営する「変なホテル東京 浅草田原町」は、バンダイナムコエンターテインメントが製作するゲーム「アイドルマスター」シリーズとのコラボにより、全客室を「アイドルマスタールーム」として提供する企画を始める。

今回のコラボでは、バンダイナムコエンターテインメントがホテル1棟をまるごとプロデュース。全11タイプ217の客室を、アイドルマスターシリーズに登場するアイドルたちで装飾する。通常は恐竜や忍者のキャラクターが映し出される「光のホログラム」のチェックインカウンターにも「765プロダクション」のアイドルが登場し、宿泊客を出迎える。客室だけでなく、ロビーやエレベーターホール、屋上テラス、レストランにもパネルなどが設置され、ホテル全体で同シリーズの世界観を楽しめる。ホテル1棟全体を使ってキャラクター展開する企画は、「変なホテル」としては初めてだという。

客室では、壁に「アイドルマスター」、「アイドルマスター シンデレラガールズ」、「アイドルマスター ミリオンライブ!」、「アイドルマスター SideM」、「アイドルマスター シャイニーカラーズ」の5ブランドのアイドルたちを描いたパネルを設えた。また、ベッドスローとピローケースは、各ユニットのロゴを描いた特別仕様のものを用意。同シリーズの15周年記念ロゴもあしらわれている。客室内のテレビではアニメやオリジナル映像を試聴できる。ゲームコンテンツとのコラボルームとしては全体的にシックな印象だが、担当者によれば、ターゲットとして見込む「プロデューサー」(同シリーズのユーザー)の年齢層を考慮して、部屋である程度落ち着いた時間を過ごしてもらうためだという。

「変なホテル東京 浅草田原町」では、新型コロナウイルスの影響により今年の初め頃から需要が著しく減少。緊急事態宣言発令期間中の稼働率は10%台まで落ち込んだ。需要回復に向けた企画を検討していたところ、過去にもH.I.S.とコラボした経緯があるバンダイナムコエンターテインメントとの企画が持ち上がったという。H.I.S.ホテルホールディングスは、観光客が減少している浅草でコラボ企画を展開することで、同エリアのみならず国内全体の旅行需要を喚起していきたいとしている。

コラボ期間は2021年1月14日から2月15日まで。素泊まり料金はシングルルーム10,000円から(税・サービス料込み)など。限定グッズ付き宿泊プランなども用意されている。公式サイトでの予約は10月30日から受け付けており、各旅行代理店等でも順次取り扱いを始める。ホテルへのアクセスは、東京メトロ銀座線田原町駅から徒歩約3分、都営大江戸線蔵前駅から徒歩約5分、都営浅草線蔵前駅から徒歩約8分、東京メトロ銀座線・都営浅草線・東武鉄道浅草駅から徒歩約9分。


▲コーナースイートルーム。窓にも装飾がある

▲コーナースイートルーム

▲コーナースイートルーム

▲ツインルーム

▲ツインルーム

▲ツインルームの壁装飾

▲ロゴがあしらわれたベッドスロー

▲ロゴがあしらわれたピローケース