西成の”一等地”で1泊実質120円の宿を満喫「ホテル中央クラウン」【はんつ遠藤の大阪・西成C級ホテル探検(3)】

結論から先に言おう。額面は1泊4,800円(同)なのだが、Go To トラベルキャンペーンで35%分の1,680円引きとなり3,120円。さらに地域共通クーポン1,000円が貰えるので、実質2,120円となる。通常だとここ止まり。しかしこのプランは2,000円分の券が付く。なので、実質120円で宿泊できることになる。

ホテル自体が築まだ1年ゆえに、外観も内観も清潔、ピカピカといった感じだ。感染対策にも気を使うフロントには、もちろんアルコール消毒スプレーなどがある。フロントの方も丁寧にシステムを教えてくださり、もう「爽やか」という言葉がぴったり。もはやホテルに一歩、足を踏み入れれば、そこは西成ではない(笑)。

「大阪コロナ追跡システム」の利用の仕方が掲示されたエレベーターで部屋へと向かう。廊下ももちろん清潔感が漂い、シックで機能的な雰囲気を感じる。部屋の鍵はカードキーを採用。

ちなみにホテル玄関は24時から朝6時まではロックがかかるが、カードキーにて24時間出入りOK。これも門限が23時や24時という西成のホテルがわりと見受けられる中、高ポイントといえよう。

部屋は、通常素泊まり4,000円だとしても、清潔感とある程度の広さもあるゆえに、適正というよりお得感がある。

薄めだがバスタオル、ボディタオル、そして浴衣的なガウン、紙スリッパ、そしてハンガーも3本。

テレビや冷蔵庫、エアコンのほか、ドライヤーや歯ブラシなども揃う。

シェーバーやくしなどは部屋には無いが、フロント脇に置いてあり、必要な分は無料で貰えるシステム。

一番、驚いたのは、コンセントの差込口の数。なんと7個も使用可能である。最悪で1個しかないようなホテルに宿泊している僕なので、いわゆる“タコ足”といわれる「1個を3個にできるコンセント」を持ち歩いている僕だが、7個もあったら充分。というより、そんなに必要無いのでは?(汗)

せっかくなのでバスルームにお湯を張り、ゆっくりと湯船に浸かることにした。ユニットバスとはいえ、このクラスの価格設定のホテルでは、こうはいかない。だが、こちらは清潔感漂っているわけだ。全くカビ臭く無く、まさしく快適。その日の疲れが一気に吹き飛んだ。

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