フェデックス・エクスプレス、ATR72-600Fを初受領

フェデックス・エクスプレスは、ATR72-600Fを受領した。

フェデックス・エクスプレスは、2017年に確定発注として30機、オプションとして20機を契約を締結していた。初号機はASLエアラインズ・アイルランドがフェデックス・エクスプレス・フィーダーの機材の一部として運航する。

機体は貨物向けに最適化され、75立方メートルの貨物を積載できる。大型貨物ドアは9トンの貨物搭載に最適化されており、バルク貨物あるいはユニット・ロード・デバイス(ULD)による搭載を選択することが可能。ULDモードでは2.24メートル×2.74メートルのパレット5枚、もしくは最大7個のLD3コンテナの搭載ができる。操縦室には最新のアップグレード可能なATR72-600のスタンダード3アビオニクスが装備されている。

世界のリージョナル貨物機のうち、3分の1にあたる約130機はATRの転用型貨物機だという。フェデックス・エクスプレスでは40機以上のATR機を運航している。新型機に置き換える機材2機は、マドリード空港の消防訓練機として寄贈するという。