CA有志の「JALベルスター」、羽田空港でクリスマスコンサート ニコ生で配信

日本航空(JAL)はクリスマスの12月25日、客室乗務員の有志によるミュージックベルのライブコンサートを行った。10曲が演奏されたコンサートの様子はニコニコ生放送でライブ配信され、約2,800人が視聴した。

「JALベルスター」は毎年9月頃、8人の客室乗務員の有志によって結成されるミュージックベルの演奏チーム。1995年に初めて結成され、今回で26回目を数える。例年はクリスマスシーズンに空港などでコンサートを開いているが、今年は新型コロナウイルス感染対策の観点からオンラインコンサートとして演奏を披露。12月13日にニコニコ生放送でライブ配信を行った。このコンサートはライブ配信で約2,500人、アーカイブ配信も含めると約5,000人が視聴し好評を得たことから、クリスマス当日の12月25日にアンコールコンサートを実施することを決めた。

13日のライブ配信は羽田空港にある客室乗務員の訓練施設で行ったが、同空港の利用状況などから、25日は第3ターミナルで開催できると判断。4階のイベントスペース「江戸舞台」をステージとして、13日と同様にライブ配信も行った。「サンタが街にやってくる」、「きよしこの夜」などのクリスマスソングのほか、JALのCMにも出演するアイドルグループ「嵐」のデビュー曲「A・RA・SHI」など全8曲が披露され、居合わせた空港利用者も足を止めて聴き入っていた。演奏後、ニコニコ生放送のアンケート機能を使ってアンコール曲の投票が行われ、得票数が多かった「We wish you a Merry Christmas」と「ジブリメドレー」の2曲が再び演奏された。

羽田空港での演奏を終えて「JALベルスター」リーダーの田中葉さんは、「訓練施設と比べて天井が高く、音が響く。演奏していて楽しい」と振り返り、「色々な思いを抱えている方がいると思うが、今年は新しい形でパワーや活力になる演奏が皆さまに届けられていれば」と視聴者にメッセージを送った。