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JAL、着脱式電動アシストユニット付き木製車いすを活用した実証実験 新千歳空港で31日まで
日本航空(JAL)とNRIデジタル、ペルモビール、unerryの4社は、着脱式車いす電動アシストユニット「SmartDrive」を活用したサービスの実証実験を開始した。
ペルモビールの開発した「SmartDrive」と、空港内に設置した検証用ビーコンを受信・発信するための機器を搭載した木製車いすを使用し、新千歳空港内のスペシャルアシスタンスカウンター、出発カウンターから搭乗口、もしくは搭乗口から到着ロビーまで、係員が案内する。「SmartDrive」がアシストすることで、搭乗ゲートなど勾配のある通路をよりスムーズぶ案内することが可能であるほか、着脱式のユニットであることから、保安検査場の金属探知機はそのまま通過することができる。
「SmartDrive」では、車いすのプッシュハンドルにボタンを設置することで、介助用ユニットとして利用することができるほか、 手動では登ることができないような勾配のある坂道を、介助者なしで移動することも可能だという。
NRIデジタルが開発した、unerryの「Beacon Bank SDK」を組み込んだアプリによって、検証用車いすが搭乗口などの保安検査エリア内の特定エリアに近づくとビーコンに反応し、係員に通知する。車いすの位置を事前に把握することで、スムーズに機内に案内ができるかなど、サービス向上に向けた検証も行う。搭乗口付近に設置したサイネージモニターでも、ビーコンに反応し、利用者へのメッセージが表示される。
期間は12月28日から1月31日までで、車いすを利用し、実証実験の内容を理解・承諾した人が対象となる。