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ユナイテッド航空、通期決算は70.7億米ドルの最終赤字
ユナイテッド航空は、2020年通期業績を発表した。最終損益は70億6,900万米ドルの赤字だった。
旅客収入は118億500万米ドル、貨物収入は16億4,800万米ドル、その他の収入は19億200万米ドルだった。旅客収入は前年比70.2%減と大幅に落ち込んだものの、貨物収入は同39.8%増加した。
新型コロナウイルスの感染拡大以降、260億米ドル以上を調達し、現金流出(キャッシュバーン)を削減してきた。1日あたりのコアキャッシュバーンは、第2四半期は3,800万米ドルだったものの、第3四半期には2,400万米ドル、第4四半期には1,900万米ドルにまで減っている。過去3四半期で年間14億米ドル相当のコストを削減しており、最終的に20億米ドル相当を削減する見通し。期末時点での流動資金は197億米ドルだった。
2021年は、回復に向けた準備に重点を置いた移行期となることを予想しており、重整備やエンジンのオーバーホールを再開した。2023年には、2019年の利益水準を上回ることを見込んでいる。
2021年第1四半期は、2019年同期比で65〜70%程度の減少を予測している。新型コロナウイルスワクチンの流通が加速することにより、より早い改善につながる可能性があるとしたものの、売上高の見通しには含んでいない。期末時点の流動性は、2020年度末時点と同水準を見込んでいる。