エティハド航空、10都市への就航を予告 11月25日に発表
春秋航空日本、成田〜南京線就航 中国への帰国者など116人利用
春秋航空日本はきょう1月22日、東京/成田〜南京線を開設した。2月の春節(旧正月)を前に、日本在住の中国人の帰国需要に応える。
観光や生活需要のほか、ビジネス利用のニーズが高く、昨年来多くの要望を受けていたことから開設を決めた。南京線の開設によって同社は中国の就航地を7都市に拡大し、華東地域には3路線を展開することになる。ボーイング737-800型機を使用し、当面の間は隔週金曜の運航とする。冬スケジュール期間中の運航日は、1月22日、2月5日・19日、3月5日・19日。現在は同路線のほか、東京/成田〜ハルビン線を週1便、東京/成田〜天津線を隔週1便運航している。
日本発の初便IJ125便は、主に帰国者とみられる中国人など116人が利用。ウォーターキャノンの放水アーチで見送られて成田空港を飛び立った。
春秋航空日本の武村栄治営業本部長によると、日本から中国へ向かう航空便については、乗客を座席定員の75%以下に抑えるよう現地当局から指示が出ているという。同社のボーイング737-800型機(189席)では最大で141人が利用できることになり、日本発便については3路線とも「それに対してほぼ満席の状況」(武村本部長)としている。
一方で、22日の現地発便の予約数は1桁台。日本では現在、中国を含む全ての対象国とのビジネストラックとレジデンストラックの運用が停止されている。両トラックによる外国人の新規入国は認められておらず、運用再開までは低調な状況が続くことが予想される。
成田空港で取材に応じた武村本部長は、「緊急事態宣言下で外国人の流動を活性化しようという動きはない。戻り便(成田行き)に関しては致し方ない」と予約状況を受け止めた。当面は中国人帰国者の利用が主になるとみられるが、コロナ収束後については「全てが2019年並みの状況に戻ればデイリーで運航したい」と話した。
■ダイヤ
IJ125 東京/成田(10:35)〜南京(13:40)/1月22日、2月5日・19日、3月5日・19日
IJ126 南京(14:40)〜東京/成田(18:30)/1月22日、2月5日・19日、3月5日・19日