台鉄・台湾高鉄、2月1日から車内での飲食禁止 春節前に感染対策強化

台湾鉄路

新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されている台湾では、2月10日から春節(旧正月)に合わせた連休が始まる。台湾鉄路管理局(台鉄)と台湾高速鉄道(高鉄)はこれに先立つ2月1日から、列車内での飲食を全面的に禁止する。

同日から車内販売や駅弁の予約販売、車内の自動販売機も中止する。高鉄では、水分補給や薬の服用などのために水を飲むことは禁止しないとしている。

また、高鉄では2月8日から連休最終日の16日までの9日間、自由席を中止し、全列車を全車指定席で運行する。

台湾では昨春以降、新型コロナウイルスの封じ込めに成功したと見られていたが、昨年12月、約8か月ぶりに域内での感染者を確認。今年に入り桃園市の病院内でクラスターが発生するなど、感染拡大が懸念されている。