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JR北海道は、釧網線で冬期に運行している臨時列車「SL冬の湿原号」の客車をリニューアルする。
同列車は釧路湿原を走るSL列車として、2000年に釧路〜標茶間で運転開始。使用している客車の老朽化が進んでいることから、2021年度から2022年度にかけて客車のリニューアル工事を実施する。内装を一新するほか、発電用エンジンや台車部品などの取り替えも行う。旧型客車を改造した2号車のカフェカーは、内装のレトロな雰囲気を残したままリニューアルする。
合わせて、2021年度中に牽引機のC11形171号機の全般検査も実施する。同年度および2022年度の「SL冬の湿原号」は例年通り運行される計画。
工事費はC11形の全検費用も含め総額4億円。JR北海道は、非常に厳しい経営状況ではあるものの、道内唯一のSL観光列車を守るため、リニューアルを実施して運行を継続していくとしている。