東横イン、東横INN津田沼駅北口を閉店
ロイヤルHD、既存ホテルをファミリーや長期滞在向けに改装へ 新規出店は滞在型ホテルに
ロイヤルホールディングスは2月15日、2020年12月期決算を発表し、機内食やホテル事業を始めとするすべての事業で経常損失を計上したことを明らかにした。
売上高は843億400万円で、内訳は機内食事業が23億2,500万円(前期比75.6%減)、ホテル事業が139億9,100億円(同53.8%減)だった。外食事業やコントラクト事業など、5つすべての事業で赤字だった。
第4四半期にはGo To キャンペーンの効果などで各事業で回復基調にあったものの、12月は減速傾向となり、対前年6割程度にとどまった。
足元では、機内食事業は、那覇空港での新規搭載業務の受託が下支えとなっているものん、運休や減便による影響を依然として受けている。高速道路や空港、事業所内の店舗もそれぞれ需要が減少している。ホテル事業はビジネスプランの拡充や、宿泊療養施設として5軒を貸し出すなどの取り組みを行っている。
また、双日と資本業務提携を実施することで、普通株式と新株予約権の発行で最大78億円を調達し、双日はロイヤルホールディングスの筆頭株主となるほか、主要取引銀行4行から優先株式で60億円の支援を受ける。
調達資金の一部は、リッチモンドホテルが観光・ファミリー需要を取り込むため、4〜5名での長期滞在が可能な客室や和室への転換を図るほか、自動化や省人化のため、2022年より8店舗を対象に16億円を投じる。新規出店は2024年から進め、8億円かけて滞在型ホテル2軒の出店を計画している。