ANA、受託手荷物の適用ルールを変更 日本発エコノミー「Light」運賃では1個に
航空大手の株主優待価格、一時の2倍近くに値上がり ニュー新橋ビル調査
一時は800円台と投げ売り状態だった大手航空会社2社の株主優待券の価格が底打ちし、春休みやゴールデンウィークに向けて、値上がり傾向にある。多くの金券ショップが軒を並べる、東京・新橋駅前のニュー新橋ビルでは、最安時の2倍近くにまで値上がりした。
3月4日時点でニュー新橋ビル内で最安だったのは、いずれも2021年5月末に期限が延長された、当初は2020年11月30日が期限の優待券で、全日本空輸(ANA)が1,500円、日本航空(JAL)が1,600円だった。前回、2月上旬の調査では、ANAが850円、JALが900円が最安だった。
株主優待券は直近の予約が多いビジネス目的での利用に加え、お盆や年末年始など、割引運賃の設定が少ない時期に多く利用される傾向にある。新型コロナウイルスの感染拡大に収束の兆しがみえているほか、春休みやゴールデンウィークなど、繁忙期の需要の高まりを見据えた動きとみられる。
株主優待券を利用した場合、東京/羽田〜福岡線・普通席の片道運賃は、ANAは21,300円、JALは22,600円(3月7日搭乗分)となる。普通運賃は両社ともに4万円台で、割引運賃のほうが割安であるものの、フライトの変更や払い戻しが可能であることや、プレミアムクラスやファーストクラスの割引率が高いことを考えると、使い勝手が良い。利用する際には、スタイルに合った運賃を選んでほしい。