J.D.パワー、空港利用者への調査ができるプラットフォーム本格提供開始

J.D.パワー ジャパンは、空港利用者を対象としたアンケート調査が簡単にできるプラットフォーム「J.D. Power Passenger View」の提供を開始した。

「J.D. Power Passenger View」は、J.D.パワーと、カナダ・オタワに本社を置く、オーディエンスの連携と理解を支援するMicrometrics社を開発したもの。

スマートフォンから空港のWi-Fiシステムにログインする空港利用者は、認証過程でアンケートサイトへリダイレクトされ、その場で簡単なアンケートに回答できる。回答を希望しない利用者は回答せずに、Wi-Fiを利用できる。

空港運営企業は、空港運営上の意思決定に必要な情報を迅速に収集でき、リアルタイムでダッシュボードに反映されるデータで日々の変化も捉えることが出来るとしており、コロナ禍による空港利用の落ち込みや旅行者の感染リスクへの関心の高まりなど空港を取り巻く環境が激変する中で、利用者の行動やニーズを迅速に捉えることによって、利用者の利便性や満足度の向上、新たなビジネス創出が期待できるとしている。

アメリカ国内の空港で今年から正式に導入しており、デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港、フィラデルフィア国際空港、ラスベガス・マッカラン国際空港で提供している。日本国内の空港運営企業向けにも30日間の無料トライアルを提供する。