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JTA、世界自然遺産特別デザイン機の運航開始
日本トランスオーシャン航空(JTA)は3月21日、世界自然遺産の登録に向けた特別デザイン機(ボーイング737-800型機、機体記号:JA11RK)の運航を開始した。
初便は沖縄/那覇発宮古行きJTA551便で、その後は沖縄/那覇行きのJTA552便、宮古行きのJTA557便、沖縄/那覇行きのJTA558便、石垣行きのJTA621便、東京/羽田行きのJTA076便に投入する。
この機体は、沖縄県が主催する、世界自然遺産推薦地域の小中学生を対象とした図画コンクールの入賞作品を機体全面にラッピングしたもので、左右ともに縦約3.8メートル、横約25メートルに渡り、イリオモテヤマネコやカンムリワシなど数十種類の動植物を描いている。きのう20日に、那覇空港内のJTAの格納庫でお披露目されていた。
JTAでは、「ジンベエジェット」や「さくらジンベエ」などの特別塗装機のほか、機体後部の一部にデカールを貼付した特別デザイン機はこれまでにも運航しているもの、機体全面にデカールを貼付した機体は初めてとなる。貼付したデカールは100枚に及んだ。約1年間に渡って運航する。
奄美大島、徳之島、沖縄島北部、西表島の鹿児島県と沖縄県にまたがる4地域は、2013年に世界自然遺産の推薦候補地として選定されている。6月から7月にも、国際連合教育科学文化機関(UNESCO)の世界自然遺産登録会議が開かれる見通しで、選定が議論される。
琉球エアーコミューター(RAC)も、DHC-8-Q400CC型機1機(機体記号:JA85RC)のドア横に、縦横90センチのデカールを貼付し、3月20日の沖縄/那覇発宮古行きRAC801便より運航を開始している。