香港とシンガポールの「エア・トラベル・バブル」、5月26日開始

香港とシンガポールの両政府は、エア・トラベル・バブル(ATB)を5月26日より開始することに合意した。

両政府の発表によると、前回の取り決めから、出発の14日以内にシンガポール・香港以外の旅行歴がないこと、指定されたトラッキングアプリのダウンロードといった追加条件が設けられた。香港市民はワクチンを2回接種してから14日後の人のみ渡航対象となる。

当初の条件である、出発時と到着時に、新型コロナウイルスの検査で陰性である必要があることや、指定されたフライトを利用することといった条件は維持される。直近7日間の経路不明感染者数が1日平均5人を超えた場合には、2週間停止する。

シンガポール航空は、シンガポール発では5月26日、香港発では5月28日より専用便の運航を開始する。当初は一部の日に運航し、6月9日からは毎日1往復を運航する。5月はエアバスA350-900型機、6月からはボーイング777-300ER型機を使用する。機内ではキャロットケーキやナシレマッなどの人気のシンガポール料理のほか、点心、大豆ソースチキンヌードル、ロータスリーフライスとチキンなどの香港料理を楽しめる。

キャセイパシフィック航空は、香港発では5月26日、シンガポール発では5月27日より専用便の運航を開始し、6月10日から毎日1往復する。機材はエアバスA350-900型機を使用し、ワクチンを接種済みの乗務員で運航する。

スクートは、トラベルバブルの対象外フライトを運航する。このフライトでは、香港での乗り継ぎはできない。

両都市のトラベルバブルは当初、2020年11月22日より開始を計画していたものの、香港での流行状況を考慮して延期していた

■ダイヤ
SQ882 シンガポール(08:40)〜香港(12:40)/5月26日・28日・30日・31日、6月2日・4日・7日、毎日(6月9日〜)
SQ883 香港(14:25)〜シンガポール(18:20)/5月28日・30日・31日、6月2日・4日・7日、毎日(6月9日〜)

CX759 香港(09:10)〜シンガポール(13:05)/5月26日・27日・29日、6月1日・3日・5日・6日・8日
CX734 シンガポール(14:45)〜香港(19:00)/5月27日・29日、6月1日・3日・5日・6日・8日