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外務省は5月2日、インド国内での医療提供体制のひっ迫に伴う注意を促すスポット情報を発出した。
インドでは、新型コロナウイルスの感染状況が一層厳しくなり、医療提供体制が更にひっ迫するおそれがあるとしている。報道によると、集中治療室のほか、一般病棟にも余裕がなく、入院が困難な状況が生じていることから、仮に新型コロナウイルスに罹患し、重症化した場合に通常期待されている医療サービスを受けられないリスクが従来よりも高くなっているとしている。
また、新型コロナウイルスのPCR検査が困難であるほか、受検ができても結果が出るまでに従来よりも時間を要する状況が続いていることから、日本政府が求めている出国前72時間以内の検査結果の取得のために、十分に前もって検査の予約を行い、受検が困難な人には、所管地域の大使館・総領事館に相談するように求めている。
日本への一時帰国などを検討中の人には、検査証明の取得など、出国のための手続きを早めに進めるよう求めているほか、現時点で一時帰国を検討されていない人にも、今後の新型コロナウイルスの感染状況の推移に十分注意し、一時帰国を含めた対応をあらかじめ検討するよう促している。