東武鉄道、大師線を自動運転化へ 2023年度以降に検証運転

東武鉄道は、東武大師線の自動運転化に向けた検証を開始すると発表した。沿線人口や労働人口の減少が進む中で、自動化により安全かつ利便性の高い輸送サービスの維持を目指す。

実施区間は東武大師線の西新井~大師前駅間1キロ。鉄道の自動運転技術は「GoA0」から「GoA4」まで6段階に分かれている。同路線が目標とするのは、列車の制御自体は自動で行うが、避難誘導等を行う係員が乗務する運転形態の「GoA3」。国内では舞浜リゾートラインが運営するディズニーリゾートラインで導入されている。

自動化に向けて国土交通省等と検討を進め、2023年度以降に夜間試運転など検証運転を実施するとしている。