奄美・沖縄、世界自然遺産登録へ 諮問機関が勧告

国際連合教育科学文化機関(UNESCO)の世界遺産委員会の諮問機関である国際自然保護連合(IUCN)は、奄美大島と徳之島、沖縄島北部と西表島を、世界遺産一覧表への記載が適当であるとする勧告を行った。

政府は2019年2月、ユネスコ世界遺産センターに対して、推薦書を提出していた。勧告を踏まえ、7月16日から31日まで開かれる第44回世界遺産委員会拡大会合で、正式に決定する。

IUCNの評価は、世界遺産一覧表へ記載する「記載」、追加情報の提出を求め、次回以降に再審議する「情報紹介」、より綿密な調査や推薦書の本質的な改定が必要な「記載延期」、記載にふさわしくない「不記載」の4段階。