ホノルルで簡易到着プログラム開始 入国時に顔認証

ハワイ州運輸局は、アメリカ税関・国境警備局(CBP)がホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港で、簡易到着プログラムを開始したと発表した。

2016年2月より稼働している、自動パスポートコントロール(APC)キオスクに代わるもので、入国する外国人旅行者は、機械で写真を撮影し、パスポートやビザの写真と照合する顔認証により、必要書類のチェックを自動化する。認証は数秒で行うことができ、98%以上の精度だという。過去に渡航歴がある人は、指紋を提出する必要がなくなる可能性がある。認証後は、CBPの係員によるチェックを受けることで、入国ができる。認証ができなかった場合、従来通りの入国審査を行う必要がある。

日本とカナダ、韓国、台湾からハワイ州に到着する外国人旅行者は、事前検査などの「セーフ・トラベル・プログラム」に登録することで、10日間の検疫を免除している。