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西鉄バス、バス運転手がPCR検査受診隠す 運行後コロナ感染判明
西日本鉄道は、福岡市東区の土井自動車営業所のバス運転手1名が、新型コロナウイルスに感染していたと発表した。同社によればこの運転手は、医療機関でPCR検査を受診した事実を伝えず、検査待ち中にバスに乗務し、陽性になったことが後に判明した。
5月11日は月見町〜大濠公園間などの路線バス「多々良・八田線」(行先番号71・72C・77・78)に乗務した。この日の乗務終了後に、運転手が倦怠感を覚え、公休日の翌13日に医療機関を受診し、PCR検査を受けた。
しかし、運転手がPCR検査などを受けた場合に管理者に報告することになっているにも関わらず、PCR検査を受診した事実を営業所の管理者に申告せずに、14日に乗務。同日中に検査陽性が判明し、管理者が運転手の乗務を中止させた。この日は主に、午前中に路線バス「土井団地〜博多駅線」(行先番号73)に乗務していた。
この運転手が11日と14日に運行したバスには、乗客が合わせて242人いたとしているが、濃厚接触者はいないとしている。従業員にも濃厚接触者はいないとするが、営業施設やバスなどの消毒を実施する。
同社は今回の事案が発生したことを深くお詫びするとした上で、「全従業員に対し、体調不良時およびPCR検査等の受診時の対応を再徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントしている。