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サンシティグループ、和歌山でのIR開発から撤退
サンシティグループ・ホールディングス・ジャパンは、和歌山県での統合型リゾート(IR)の開発から撤退することを決めた。
アルビン・チャウ代表取締役は、「新型コロナウイルス感染拡大による業界への甚大な影響と、世界中の膨大な数の企業における不確実性は今後も長期にわたり続く恐れがあること、また日本のIR区域認定手続においては、当初の予定よりも大幅に時間を要すると想定される中で、未だに多くの事柄が不透明であることなど、事業者としてのリスクを鑑み、熟考の上で厳しい決断をするに至りました。日本のIR事業において、和歌山でのコンセプト提案の機会を頂いたこと、また日本・香港・マカオ各国の専門コンサルタントで構成されたIRチームの尽力と貢献、そしてここまで数々のご支援、ご協力を賜りました関係各位、地域の皆さま方に心より感謝申し上げます。」とコメントした。
サンシティグループは、2007年にマカオで創業。マカオやマニラ、ホイアン、ウラジオストクなどでホテルやIRの開発、運営を行っている。日本法人は2019年8月、和歌山事務所は2020年9月に設立している。
これにより、和歌山県でのIRの開発候補者は、カナダ・トロントに本社を構えるプライベート・エクイティ・マネジメント企業のクレアベストニームベンチャーズのみとなった。