ライアンエアー機、ミンスクに強制着陸 反体制派メディア創設者を拘束

ライアンエアー

ベラルーシ当局は5月23日、アテネからリトアニアのヴィリニュスに向かっていた、ライアンエアー(FR)4978便を、ミンスクに強制的に着陸させた。

ライアンエアーの声明やBBCの報道によると、安全性に関わる脅威について管制から連絡を受けたといい、戦闘機が護衛した。着陸後には乗客1名を降機させ、ミンスクを現地時間午後8時50分に離陸。ミンスクには同午後9時25分に着陸した。現地報道によると、ベラルーシの反体制派メディア「Nexta」の創設者である、ロマン・プロタセビッチ氏が当局に拘束されたという。

国際民間航空機関(ICAO)は声明で、シカゴ条約(国際民間航空条約)に違反している可能性があるとして、厳しく非難した。