シンガポール航空、東京/成田〜シンガポール線へのエアバスA380型機投入期間変更 2025年5月1日から
エアバス、生産拡大へ A330ファミリーは維持
エアバスは、新型コロナウイルスからの需要回復に合わせ、生産能力の増強や生産レートの拡大に対応する体制を構築する。
エアバスA320ファミリーは、今年第4四半期に月産45機、2023年第2四半期に月産64機へと増やすする計画で、市場の回復が継続すれば、2024年第1四半期に月産70機体制とする見通し。さらに、2025年には月産75機体制への拡大も想定する。
エアバスA220ファミリーは、現在はカナダ・ミラベルとアメリカ・モービルで月産5機を生産しているものの、2022年初めに月産約6機、2025年までに月産14機へとする可能性を調査している。
エアバスA350ファミリーは、現在の月産5機から、2022年秋には月産6機とする見通し。エアバスA330ファミリーのは現状の月産平均2機を維持する。
エアバスでは、新型コロナウイルスの感染拡大以前に戻るのは、2023年から25年と予測しており、特に単通路機の需要が回復を牽引すると想定している。生産計画をサプライヤーと共有し、必要な投資計画や長期的な生産能力の増強、生産レート拡大に対応可能な体制を確保するとしている。ギヨム・フォーリ最高経営責任者(CEO)は、「航空業界は新型コロナウイルスの危機から回復の兆しを見せています。私たちはサプライヤーと協働することで製造のエコシステムを整え、生産能力を確保し、今後の市場動向に対応します。また、エアバスはA320ファミリーの製造ラインの近代化に取り組み、最適な生産体制を構築します。これにより、将来的な需要拡大の準備を促進します」とコメントした。