国内旅行会社5社、NYでのワクチン接種現地ツアー販売 1人37万円から

国内の旅行会社5社は、ニューヨークで新型コロナウイルスワクチンの接種を行う現地ツアーの販売を開始した。

取り扱うのは、ティ・エス・ディ、トランスオービット、ビュート、MILE SHARE、PINKの5社。現地では、TRANS M.A.P.P.(トランスオービットUSA)が催行する。日本総代理店はエフネス。

ツアーには、4つ星クラスのホテル3泊、ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港への往復送迎、ワクチン接種やPCR検査受診の日本語支援、帰国時のPCR検査料金と陰性証明書発行代金が含まれている。旅行代金は2名1室の場合、370,000円から。航空券は含まれない。ツアーは接種の実施、副反応に対する保証をするものではないという。

接種するワクチンは、1回の接種で済む、ジョンソン&ジョンソン製ワクチン。ウイルスベクター型のワクチンで、稀であるものの、血小板が減少することによる血栓などの副反応も報告されている。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)によると、血栓が確認された15件のほぼ全てのケースが、50歳未満の女性だった。日本では未承認。

なお、ニューヨークでは観光目的での外国人にも、地下鉄駅や空港などでワクチンを無料で接種している。ワクチン接種者であっても、帰国後の14日間の自己隔離は必要となる。