アメリカン航空、電気垂直離着陸機を開発するバーティカル・エアロスペースに出資 最大350機を導入

アメリカン航空は、電動垂直離着陸(eVTOL)機を開発している、バーティカル・エアロスペースに出資し、最大350機を導入する。

アメリカン航空は、2,500万米ドルを投資するほか、契約条件を満たした場合、最大250機を導入する。最大100機を発注するオプションもつける。

2016年に設立したバーティカル・エアロスペースは、乗員1名と乗客4名を乗せ、100マイル以上の距離を最高時速200マイルで飛行できるeVTOL機「VA-X4」を開発している。年末にも最初の試験飛行を実施し、2024年にも欧州航空安全機関(EASA)から認証を取得したい考え。アボロン、ロールス・ロイス、ハネウェルがパートナーとして開発を支えるほか、マイクロソフトのファンド、M12からの出資を受けている。

「VA-X4」はこれにより、アボロンとアメリカン航空、ヴァージンアトランティック航空から最大1,000機、40億米ドル相当の予約発注を受けたことになる。また、今年後半にもSPACとの合併により、ニューヨーク証券取引所に上場を予定する。

アメリカン航空では2013年より、240億米ドルを投資し、燃費効率の高い機体を595機導入した。2020年には経年機150機を退役させたほか、ネステから持続可能な航空燃料を3年間で900万ガロンを購入することにも合意している。

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