神戸空港の大型化学消防車と給水車を更新 22年5月までに

関西エアポートグループは、神戸空港の大型化学消防車と給水車を更新する。

現在の大型化学消防車と給水車は、2005年9月から約16年間使用されており、全面的に入れ替える。車両の消火機能向上や救難機材などの搭載容量の大幅な増加が可能となる。

大型化学消防車は、2022年5月までに3台全てを更新する。Rosenbauer製ルーフタレット10,500リットルを6月、Rosenbauer製ルーフタレット10,500リットルとHRET10,500リットルを2022年5月にそれぞれ導入する。出動から事故現場まで2分以内の到着を達成する緊急走行が安全に可能とする性能を備えているほか、HRET型を導入することで、遠方からでも風向きに左右されることなく直接火点へ消火薬剤の放射が可能となる。また、穿孔装置による機体内部への直接放水など、新たな消火戦術の展開や迅速な消火活動が見込める。

給水車は、日本機械工業製のPP TANKER8,000リットルを導入する。国内空港の給水車としては初めて導入する車両で、従来の楕円型水槽から角型水槽へ変更する事により、救助資機材の積載容量(スペースの確保)が大幅に拡大し、救助に必要な機材を多く積載配備できるという。8月にも導入する。