アラスカ航空、AIで飛行ルートを最適化　燃料削減などに効果

アラスカ航空は、エアスペースインテリジェンスの飛行監視・ルーティングプラットフォーム「FlywaysAI」を採用した。アラスカ航空は世界で初めて導入するもので、人工知能（AI）を活用して運航を効率化する。

天気、乱気流、機体性能、安全ポリシー、管制、全体的な交通量、AIによる8時間先までの予測を考慮し、最も効率的な飛行ルートを計画できる。これにより、飛行時間や二酸化炭素排出量を節約でき、乗客により良い体験を提供できるとしている。

6ヶ月のトライアルプログラムでは、空域の混雑や悪天候などを回避するため、飛行ルートを変更する計画、監視、推奨を行った。「FlywaysAI」では、主要路線の67％で飛行距離や燃料消費量を削減する機会を発見し、運航管理者は推奨事項の32％を受け入れたという。コロナ禍でも、48万ガロンの燃料を削減し、4,600トンの二酸化炭素排出量の削減に貢献した。