随所に“隠れピカチュウ” スカイマーク「ピカチュウジェットBC」フォトレポート(写真20枚)

スカイマークは6月21日、ポケモンとのコラボによる「ピカチュウジェットBC」の運航を開始した。ボーイング737-800型機(機体記号:JA73AB)の機体に「そらとぶピカチュウ」を描いたもので、スカイマークとしては初の全面特別ラッピング機だという。

機体は「ピカチュウ色」の黄色がベースで、カラフルな風船を身につけた10匹のピカチュウが空を飛んでいる。12列目付近の本来窓がない部分に描かれた窓からは、ピカチュウが外に手を振っている様子を見ることができる。さらに、機体の腹部にも窓から外を覗くピカチュウが描かれており、飛行中の機体の真下からもピカチュウの姿を確認できる。

機体のデザインはスカイマークの社員が担当。社内から出たアイディアをベースに、ポケモンからの提言も取り入れ、「ほとんどの意見は採用して詰め込んだ」(スカイマークのプロジェクト責任者)。ラッピング作業はスカイマークの機材整備を担う台湾のエバーグリーン・アビエーション・テクノロジーズ(EGAT)が担当し、約17日間で仕上げたという。

機内ではヘッドカバーに描かれたピカチュウが乗客を出迎える。さらに、ゲーム「ポケットモンスター」とスカイマークが今年で25周年を迎えたことや、ピカチュウがポケモン図鑑の25番目に登録されていることにちなみ、25列目の座席番号シールやテーブルには“隠れピカチュウ”を潜ませた。機内で配布しているキットカットやドリンク提供用の紙コップ、エチケット袋などもオリジナルデザインのものを用意した。なお、版権料はポケモンの計らいで5年間無償となっており、ラッピング料も同社が負担したという。

運航初日の21日は東京/羽田〜沖縄/那覇間を1往復した。今後は沖縄/那覇・下地島発着路線を中心に約5年間運航される予定で、特設サイトでは翌日分の運航スケジュールを確認できる。

▲羽田空港の格納庫でお披露目された「ピカチュウジェットBC」

▲機体両側面に大きく描かれた「そらとぶピカチュウ」

▲機体両側面に大きく描かれた「そらとぶピカチュウ」

▲機体両側面に大きく描かれた「そらとぶピカチュウ」

▲窓から顔を覗かせるピカチュウのデザイン

▲エンジンカウルに描かれたモンスターボール

▲機体両側面に大きく描かれた「そらとぶピカチュウ」

▲機体両側面に大きく描かれた「そらとぶピカチュウ」

▲後方から見た「ピカチュウジェットBC」

▲機体腹部に描かれたピカチュウ

▲L1ドア横に描かれた「そらとぶピカチュウ」

▲「ピカチュウジェットBC」機内

▲オリジナルデザインのヘッドカバー

▲25列目の隠れピカチュウ

▲25列目の隠れピカチュウ

▲エンジンカウルに描かれた「そらとぶピカチュウ」

▲機内で提供される紙コップとキットカット、エチケット袋

▲機内で提供される6種類の紙コップ