ウランバートル新空港、7月4日開港 日本企業4社も運営、円借款で建設

新ウランバートル国際空港

New Ulaanbaatar International Airportは、ウランバートル国際空港の新空港の運営を、7月4日より開始する。

新空港はウランバートル市の南西約50キロに位置。2019年の年間旅客数は国際線120万人、国内線41万人の計161万人。当初は2020年の開港を予定していたものの、新型コロナウイルスの影響で遅れていた。

旧空港は、南側と東側を山に囲まれた地理的制約から、滑走路の片側からしか離着陸が出来ず、風向き等の気象条件により運用が制限されていた。需要の増加に伴い、日本からの円借款で新空港を建設した。

New Ulaanbaatar International Airportは、三菱商事と成田国際空港、日本空港ビルデング、JALUXとモンゴル政府による合弁企業。日本企業4社が出資する特別目的会社が51%、モンゴル政府が出資する特別目的会社が49%を出資する。モンゴル政府とのコンセッション契約に基づき、15年間運営を担う。