採れたて野菜や果物を最短6時間で首都圏へ ANAとイトーヨーカドーが試験販売

ANAグループとイトーヨーカ堂は、輸送時間を大幅に短縮した「産直空輸」による野菜や果物の試験販売を、7月17日と18日にイトーヨーカドーグランツリー武蔵小杉店で実施する。

地方空港に近い農家の採れたての野菜や果物を、旅客機の貨物スペースを用いて羽田空港へ輸送し、収穫から最短で6時間程度で店頭に並べる。イトーヨーカドーグランツリー武蔵小杉店の改装オープンに合わせて実施するもので、北海道、山口、鹿児島からトマトやさくらんぼ、メロン、畑わさび、ゴーヤなど14種類の野菜を用意する。

今までは6割程度の完熟具合で出荷していたいちごを完熟状態で出荷することができるなど、糖度と鮮度の高い状態で輸送、販売ができるほか、既存の流通には乗ってこなかった農産物、首都圏ではなかなか出回らない希少品なども販売可能になるという。

試験販売は今年3月から、これまでに5回開催している。(写真:ANA)