台風接近の沖縄、空の便の混乱は4連休も続くおそれ 宮古島・八重山は直撃も

ANA/JAL

台風6号が接近する沖縄では、台風の速度が遅いため、影響が長引く可能性が高くなっている。空の便の混乱も4連休まで続く見込みで、航空各社は最新の情報に注意するよう呼びかけている。

気象庁によれば、台風6号は20日午後11時には沖縄県那覇市の南南東約230キロにあり、中心気圧は975ヘクトパスカル、1時間におよそ15キロの速さで西南西に進んでいる。今後発達しながら沖縄近海を西に進み、24日にかけて強い勢力で沖縄本島地方や先島諸島に接近する見込み。

台風が最も接近するのは沖縄本島地方が21日の明け方、宮古島地方は22日朝から昼前にかけて、八重山地方は23日午前中の見込みで、気象庁は暴風や高波に厳重に警戒を呼びかけている。

全日本空輸(ANA)や日本航空(JAL)、スカイマークなど航空各社では、すでに22日頃までの奄美・沖縄発着便の多くで欠航を決めている。21日の各地から那覇に向かう便はすでに欠航が決まったため、4連休初日となる22日も、欠航になった便から振り替えた客により、ほとんどの便で満席やキャンセル待ちとなっている。

また、4連休に台風が最接近し、直撃する恐れのある宮古や石垣への航空便でも、満席の便や混雑している便が出ている。なお、宮古島・八重山地方への便では、まだ欠航が決まっていない便もあり、4連休にかけて空の便の影響は続く見込みだ。